
Eir 千葉
サッカーのロングキック上達のコツ!解説と身体操作練習方法
こんにちは!Eirです!
Eirには多くの小学生~プロまでのサッカー選手がトレーニングに来ているのですが、
ロングキックが蹴れない・飛ばない・苦手
という悩みを聞くことが多いです。

もちろん色んな原因があるのですが、身体の使い方(身体操作)の部分にも共通するコツがあります。
そこで今回は「サッカーのロングキック上達のコツ!解説と身体の使い方のポイント」というテーマでお話していきたいと思います。
同じことを動画でも説明していますのでぜひご覧ください。
ロングキックにおける身体の使い方(身体操作)ポイント
ポイントは大きく分けて3つあります。
蹴り足の形と動かし方
軸足と身体の角度
スピードを殺さない踏み込みの方法
それぞれ解説していきたいと思います。
1.蹴り足の形と動かし方とトレーニング方法

上記の画像に書いてあるポイントはあくまでも形の話になりますが、まずはしっかり蹴り足が外に開いた状態で股関節~つま先までが真っ直ぐの形を取れるようにしましょう。
この形が基本となり、蹴りたいボールの種類によって蹴り足の角度(捻り具合)を変えていくこととなります。
トレーニング実践

先ほどの形が作れたら蹴り足が空中に浮いた状態を作ります。
そこから足首は下+小指側に向けて固定します。
その状態をキープしたまま蹴り足全体を内側⇔外側へ捻るように動かしていきます。
※足首だけが動いたり、股関節だけが動いたりと別々にならないようにしましょう。蹴り足全体が動くのがポイントです。
片足立ちのバランスが難しい場合は壁などに手をついて補助してもOKです。
ここでは軸足やバランスのことは置いておいて、とにかく蹴り足を動かせるようにすることが大事なポイントになります。
2.軸足と身体の角度とトレーニング方法


1で作った蹴り足の形でボールにコンタクトするためには、軸足は斜めに入らないといけません。
また、軸足の股関節と膝は軽く曲がった状態になります。
そうすることで自然と身体も寝かせられるようになるのですが、ロングキックが上手く蹴れない選手に良くあるエラーがこちらです。

斜めでなく正面から入ってしまい、軸足がピーンと伸びてしまいます。
身体の角度が起きてしまうため、1で作った蹴り足の形でボールにコンタクトすることができないだけでなく、次で説明しますが助走のスピード(勢い)も殺してしまいます。
トレーニング実践

まずは軸足と身体の形をしっかり覚えましょう。
壁に手や肘をつい寄っかかり、軸足~上体が斜めの形を作って支持します。
形が取れるようになってきたら、そこから蹴り足を振っていきましょう。
3.スピードを殺さない踏み込みとトレーニング方法
次の2枚の画像、どちらが良い踏み込み/良くない踏み込みか考えてみて下さい。


わかりましたか??
1枚目が良くない踏み込み
2枚目が良い踏み込み
になります。
1枚目の良くない踏み込みのほうは接地がつま先から着いてしまっています。
こうなるとせっかく作ったスピードを殺してしまい、ボールへ伝わる力が少なくなってしまいます。
2枚目の良い踏み込みは踵(ないし全体)からの接地になっています。
こうすることで作ったスピードを殺さずにボールに伝えることができるので、効率的に飛距離のアップにも繋がってきます。
※有名なサッカー選手のキックの静止画などを見てみて下さい。つま先が上がっている状態の写真が良く見られるのが分かると思います。
トレーニング実践


斜めに踏み込むランジトレーニングになります。
踵からの接地を意識し、その場で止まらず前に歩いて行けるような動きにしていきます。
慣れてきたら徐々にスピードを出していき、蹴り足はロングキックを蹴るように振ってみましょう。
おわりに:Eirでのアプローチ
いかがでしたでしょうか?
今回はロングキックをテーマに身体の使い方やトレーニング方法をご紹介しました。
今回はより実践に近い形に分解してトレーニングをしていきましたが、「意識してもそもそもこの形がとれない。」「練習としてはこの動きはできるけど実践に繋がってない感覚がある」というのも事実としてあります。
その場合はもっと根本的な股関節の使い方やパワーの部分であったり、上半身との連動性の部分に伸びしろがあったりもします。
そのためEirではやり方を単にお伝えするだけではなく、
・姿勢/身体/動きの現状等をチェックし、改善ポイントを特定
・改善ポイントに最適なトレーニングを自重、道具を織り交ぜながら実践
という個人に合わせたオーダーメイドのトレーニングを作成し、実践していきます。
・ロングキックが苦手な方
・もっと飛距離を伸ばしたい方
・コントロールの精度を上げたい方 などなど
ぜひEirでお待ちしております。